ワタリガニはどんなカニ?どこから渡ってくるの?
ワタリガニとは
いろんな呼び名のワタリガニ
ガザミとも呼ばれるこのカニはハサミが大きいカニで15センチ程度に成長します。
菱ガニとも呼ばれることがあり、徳島県ではガンチンなどと呼ばれることがあります。
他にはカゼガニ、踊りガニなどの名称もありますが、一般的に一番使われているのは「ワタリガニ」でしょう。
このブログでは食べることを前提としていますので、学術的なことはひとまず置いておきましょう。
なんでワタリガニと呼ばれるのか?
でもなんで「ワタリガニ」なんて名前がついているのでしょうか?
渡り鳥のように、どこかから渡ってくるからワタリガニなのでしょうか?
じっさいのワタリガニはどこかから渡ってくるわけではありません。
ワタリガニは一番下の脚のところにヒレのような膜があり、水の中を泳げるのです。
他のズワイガニやタラバガニは基本的にじっとしているので、かなり活発なカニに感じます。
でもそんなに遠くまで、例えば10㎞も移動はしません。
言ってみれば渡し船の渡り、程度の感覚ですね。
でもカニにヒレがあるなんて知らなかった方も多いのではないでしょうか。
ワタリガニはおいしい?
ワタリガニはカニ味噌もおいしいので、丸ごと蒸してしまうのが一番のおすすめです。
鍋に甲羅を下にして並べます。
そのあとカニ自体が浸るくらいの水を入れて強火で加熱します。
沸騰して約10分間ゆでれば出来上がりです。
味はズワイガニっぽい味で、うまみも十分にあります。
カニ味噌も濃厚でたっぷりと入っています。
意外と値段も安く国内で獲れるので、生きたまま搬送して自宅にまで届けてくれるところもあります。