タラバガニとは
タラバガニの名前の由来
タラバガニは棲んでいるところが、鱈の獲れるところと同じところにあるので「鱈場蟹(タラバガニ)」と言われるようになったというのが定説らしいです。
タラバガニはどこ産?
日本で消費されているタラバガニは実はほとんどがロシア産です。
なんと90%以上はロシアからの輸入なのです。
他にはカナダなどからの輸入も少しあります。
したがって北海道で獲れるタラバガニは少数で高級品として扱われます。
北海道で漁獲されるタラバガニの旬の季節はいつでしょうか?
11月から2月がタラバガニの旬となります。
これはカニと言えば冬!鍋!のイメージと一致します。
脱皮後に殻が固くなっている「堅ガ二」と呼ばれるものが実入りが一番よくて珍重されます。
しかし、タラバガニには、実は他にもおいしい季節があるのです。
それは4月、5月の流氷が去った後の海明けの後のカニが、最も甘みが強くおいしいと言われています。
以外にも春のカニが一番おいしいそうです。
これは流氷が大量のプランクトンなどを運んでその栄養でオホーツク海の下でタラバガニが育つからです。
ちなみにタラバガニはカニ味噌がおいしくありません。
丸ごと1匹買いよりも足だけ注文したほうが後の処理など簡単でおすすめです。
実はヤドカリ?
タラバガニは実はヤドカリ科に属しますので脚は8本になります。
カニ科のカニは足が10本で細い足を持っていることが多いです。
注意事項として、同じヤドカリ科のカニでアブラガニ(ブルーキングとも呼ばれる)というカニがいます。
見た目はそっくりで、業界の人間でないとタラバガニとアブラガニの見分けは難しいです。
しかし、一時期の食品の偽装問題や誤表示騒動でかなり厳密に食品業界の方もわけて表示しているのできちんとしたお店から購入すれば間違いないでしょう。
時期によってはアブラガニもおいしいのですが・・・